ついに神秘の島「沼島」にきました。沼島の宿に一泊し早朝に、神秘の岩「上立神岩」へ向かうことにしました。
宿の人が言うには「上立神岩」は先端が尖った奇石ですが、朝日が岩先端すっ…とまっすぐ…上がってくる、その様が神秘的だと。素敵だなぁ〜と想像をしていましたが….
沼島の秘密へ迫る
早朝の身支度
「沼島の秘密に迫る No.10」でお話した通り、夜の不思議体験で眠りが浅かった...のですが私はこの「沼島歩き」にかなり気合が入っており、全然眠くない。血が滾る…!
人間はアドレナリンが出るとなんでもできるんだなと感じました。
前日の「ハモ晩餐」の時に宿の方から「上立神岩」先端から朝日が登る神秘的な話を聞きいてたのですが、「早朝はイノシシが出るから気をつけてね〜」と言われたことと、朝日が登る前には道が結構暗い..?
と少し不安を覚えたのでまずは!..朝日が登ったすぐ後くらいの時間に向かうことにしました。
この日は雲ひとつない「快晴」。外の世界が明るくなる様子を見届けて出発することにしました。宿からは歩いておおよそ15分〜20分、往復40分です。宿の朝ごはんは8時。その前までに戻る予定で朝の6時半に出発!
宿で入手した、マップをポケットに忍ばせていきます。山歩きと旅はやっぱり「紙の地図」が意外と使い勝手がいいんですよね。
古事記神話「天の御柱」伝説の地 上立神岩
まず「古事記神話」の「天の御柱」について簡単に紹介!
沼島は港方面は平な土地が広がってますが、「上立神岩」がある島裏側は断崖絶壁、そして奇石が連なる神秘的な景色となります。こうした「2面性」をもつ島とも言えます。
ここからは、みなさんにも一緒に歩いていくような感じが伝わればと思い写真多めで紹介します!
このような島の住宅街の脇道をしばらく歩きます。
早朝と言うこともあり人がいません!看板を辿ってきます。
この道を歩き進めると左に小学校が見えてきます。
静かな道で、天気も良くすごく心地よい散歩道です..動画もとりました。
看板に従って歩き続けると「イノシシがでる」と言ってたゾーン?かな?というところに差し掛かります。木々の匂いが強くなってきます。木が茂っていて半山道..と言った感じ!
左手に看板が!(地図は風化して絵が見えなくなってました)..あと200m進みます。石垣も発見…こういうのすごく気になっちゃいます。この辺りは昔何があったんだろう。
あ!なんかひらけてきた!向こう側が明るく、「天国」に繋がっているような感じ。
光の向こうにつくと広場に出ます!おお〜〜!波の音が聞こえて潮風が心地いい場所です。
もうすぐで「上立神岩」です。ドキドキしながら歩き進めます^^
わ〜〜〜〜綺麗〜〜〜です。ひらけた〜〜〜!
どんどん波の音、そして海に近くなってきます。おお!ついに!?
そして、この道を下っていきます!潮風がすごく気持ちよかったのを今でも覚えてます。
動画を撮影しました!すごく美しい…誰もいません。海と潮風の音の世界です。本当に「地球と太陽に感謝したくなる」そんな空間でした。
なんとも本当に神秘的な空間でした。「上立神岩」は本当に神によって作られた岩なんじゃ..と思うくらいです。早朝に来るとあの岩の先端から太陽が登って来るのか..
この風景はまさに「神話」の聖地というには相応しい場所に思えました。
「上立神岩」は高さ30m沼島のシンボルにもなってます。
※ちなみに後日談ですが、岩の中心に「ハートマーク」があるらしいです!この時は逆光なので目視は難しかったのですが写真をお〜く見ると中心部分にハートマークのくぼみがあるんですよ!!!これは必見でしたw
この周囲をイザナギとイザナミはまわって契りを交わした..。ここで1つ感じるのは周りは海。ここで男女の神が柱の周囲を周って出会ったところで交わるって…現実的にどうだろう..?(急に笑)
よーく観察して見ました。すると!岩の周囲だけ浅瀬になっている!もしかして古代は上立神岩の周りは海ではなかったのかもしれない….写真ではうまく伝えるのが難しいのですが神岩周辺は人が歩けそうな浅瀬。
ちょっと上から撮影。
まなごんの勝手に推理ですが…
古代はもしかすると…海ではなく人が歩ける「岩盤」だったのではないか。
もしかするとこの岩盤で、男女2人が戯れあって…
待てこら〜!おまっ、どこまで行くんだ〜っ〜!
あははっ〜!!こっちよこっち〜!!捕まえてみなさい〜!
俺から逃げられると思ってるのか〜!!ほら!つ〜かまえた〜!!!
捕まっちゃった////(きゅん)
・・・・みたいな…やりとりがあって、若気の至りで盛り上がって…。
というのを冷静に考えてしまいました。人間でも神だとしても、ここが2人にとって馴れ初めの思い出の地なんだなぁ〜ということですね。確かにこの景色はロマンティックです。なんとなく納得できる感じがあります。
しばらく1人で腰を下ろして海を眺めてました。夜の間に雨が降ったこともあって空気も朝一番の新鮮な感じ。爽やかで自然のみずみずしい匂いがしました。なんて贅沢な時間なんだろうか、と噛み締めながら..泣
「上立神岩」を見て、まさに「神話」に相応しい場所だと強く感じました。「沼島」が「おのころ島」なのではないか。スケールも神秘性も完璧です。そうあってほしい..そんな不思議な感覚さえ感じるほど、私は沼島に魅了されてました。
<港から片道徒歩20〜30分程度>
「上立神岩」までは平坦なルートが続きますが歩く時間は要します。足の悪い方はもう少し時間がかかるかもしれません。ただ登りざかは少ないのでご安心ください。神秘的な光景が広がる風景。ぜひ人生で一度は沼島で、この景色を見て欲しいです…!
ちょっと寄り道!
そろそろ1度宿へ戻ろうと思い帰路へ。ちなみに沼島の島の人に親しまれる「山ノ大神社」が地図を見ると「上立神岩」から近いんです。近いなら寄ってしまおうと考えました。
この「沼島灯台」の表示。地図を見ると、この道の途中に「山ノ大神社」があるらしいのです。行こう!
が!!!!!
この旅一番の体力どころでした。。。
写真じゃ伝わりきらないですが!とてもですね、急斜面なんです。(朝食の時間があるので)急ぎながら登って心臓がバクバクw息を吸ったり吐いたりするのも上手くいかないw
上の見えない山道が続く…これ地図上では近いようだけど、たどり着けるのだろうか..と心配になりつつ。途中で「イノシシ」のワナがありました…
汗だくです。滝のように汗が流れてきます..そしてとにかく蜘蛛の巣だらけでした!
誰もきてないのかなぁ..と思いながら蜘蛛の巣を避け突き進む..。頭にかぶったりしながらも…進みます。
あれ!!たどり着けない「山ノ大神社」!?
ようやくです!
おおお!!!鳥居が!!!しかし、鳥居の中心は大量の雑草が生えてます。鳥居が倒れかかったり、どうしても中心を人が歩いて進める感じではありませんでした…ので、鳥居隣の人が歩ける道を進見ます。
あれ。
あれ….最後の鳥居だけ歩ける道に「ぽん」と出てきてます。この先にあるのか…?なんか違うような。不安を抱えつつ先に進みました。進み続けると、だんだんと山を下がります。「おかしいぞ…」
!?
あれ。通り過ぎてる?!このままいくと灯台だ..やはり「山ノ大神社」はさっきの鳥居方面だったのか?
しかしすでに7時30分すぎ。まずい!朝食の時間は守らなければ迷惑がかかる!しかしここから再びあの山道を通り抜けて「木村屋」さんへ間に合うだろうか。
いや帰路はほとんど下り道、いける!!
と、見たので猛ダッシュです。またあとで来よう!と割り切り「木村屋」へ。
行きはキツかった登りも帰りは下り坂の急斜面!!気をつけながらですが、やっぱり登りよりはスイスイ激早で下れます!!!
この時ノースフェイスのスニーカーを履いてたのですが本当に優秀!下り坂も滑らない、ストッパーが聞いてます!やっぱ高いだけあるわ〜すごい。とノースフェイスへの信頼が高まりつつ….
死ぬほど汗だくでしたが、7時56分には「木村屋」さんへ帰って来れましたw(15分くらい)我ながら体力を大幅消耗w
宿の方が、朝食できてますよ〜とのことなので部屋に荷物を置いて食事処へ…..
木村屋さんの朝食
わ〜〜〜〜!!早朝から激動プチ登山をしたので、激腹ペコです。いただきますです!
恐ろしいのですがなんぼでも全然食べられるww人間、運動するとエネルギー燃焼がすごくなるのか、全くお腹いっぱいになりませんw米びつも全部行けそう..でしたが、あまり食べすぎると次動くのが恐ろしいので、、、半分ちょっと食べて..ご馳走様に…。
ちなみに..アジの開きとサザエ焼き物、美味しかったです〜><!
ご飯も美味しくいただき..宿の会計へ..本当に短い間ですがお世話になった宿でした!
ありがたいことに島探索の際、不要な物は預かっていただけるとのことでしたので荷物を軽くし探索できました><!感謝です。
沼島 料理旅館木村屋 木村屋 http://www.nushima-kimuraya.com/
木村屋さん1泊 旬のハモ料理コース 1名 18,000円 (+飲み物 1700円ほど)
この度一番の贅沢な1泊でした..!
おのころ神社へ!
宿に1部荷物を預け、「自凝神社(おのころ神社)」へ!と…素敵な出会いがここでありました^^次回ブログで更新していきます!!!
〜No.11〜
古事記神話の日本創造神「イザナギとイザナミ」が天空から矛を地上へ突き刺し、矛の雫から落ちた滴が凝り固まってできた小さな島、それがここ「沼島」(おのころ島)と言われています。
その「おのころ島」へ降り立った2柱は、「天の御柱」と言われる大きな柱の周辺を2柱で巡り、出会った場所で夫婦の契りを交わしました。その地が「上立神岩」と伝わるそうです。